【機能別に徹底解説】今日から使える!SEOツール32選


自社のWebサイトが、取り扱う商品やサービスなどのビジネスに関連するキーワード(kw)で検索した際に検索結果ページ(SERPs)の上位に表示されることは、各企業において大きな目標でしょう。

しかしこれを実現するにはどうすればいいのでしょうか。上位表示という成功への道のりは、SEO(検索エンジン最適化)対策にあります。SEO対策は単に関連するキーワードを詰め込むだけでは不十分で、その他にも様々な要素に気を配る必要があります。

ここで役立つのが、キーワードの選び方から、Webページの内容や品質、競合との差別化まで、検索結果の上位表示を目指す上で強力な手助けとなる「SEOツール」です。

本記事では、SEOに関わるすべての人々のために、機能別で4つのカテゴリーに分けて特に注目すべき32個のツールを厳選して紹介します。ご自身にとって使いやすいツールを見つけ、上手に使い分けることによって、自社のWebサイトのより効果的なSEO対策に役立つことでしょう。

目次

1.SEOツールの4カテゴリー

1-1.SEOツールとは

SEOツールは、WebサイトのSEO(検索エンジン最適化)施策や取り組みをサポートする専門的なソフトウェアやオンラインサービスです。これらのツールは、検索エンジンのランキングを向上させるための多岐にわたる作業をサポートし、効率化します。SEOツールの主な4つのカテゴリーには、検索順位チェックツール、コンテンツ分析ツール、キーワード選定ツール、そして競合サイト分析ツールがあります。これらを適切に利用することで、SEOの取り組みをより効果的に行うことができます。

1-2.検索順位チェックツール

検索順位チェックツールは、WebページのSEO対策をする上で、直感的に把握するための重要なツールです。特定のキーワードでのランキング評価は、Webサイトの可視性やブランドの知名度、さらにはコンバージョンに至るまでのユーザーエクスペリエンス(UX)を大きく左右します。検索順位チェックツールでは、どのキーワードが効果的に機能しているのか、またどのキーワードが改善の余地があるのかを一目で確認できます。さらに、定期的な順位チェックによって、SEO戦略の進捗や変化をリアルタイムで追跡し、迅速な対応や修正を行うことができます。

1-3.コンテンツ分析ツール

コンテンツ分析ツールは、Webページの内容がSEOのベストプラクティスに従っているかを評価します。ここ数年の検索エンジンの評価では、ユーザーが実際に求めるノウハウや知識を提供する専門性の高いコンテンツページが高く評価される傾向にあるため、個別のページだけではなくWebサイト全体の評価を上げ、検索からの流入を最大化させることが重要な要素の1つとなっています。コンテンツ分析ツールは、メタタグ、ヘッダー、画像の最適化など、ページ内の様々な要素を分析し、最適化の提案を行います。また、コンテンツの品質や一貫性を評価するツールもあります。

1-4.キーワード選定ツール

SEO対策を行う上で正確なキーワード選定は、何よりも大切な要素です。キーワード選定ツールを使うことで、市場の動向や顧客の検索傾向をより深く理解し、効果的なキーワード戦略が策定できます。重要なキーワードを自社のページに盛り込むだけでなく、既存顧客や潜在的な顧客が実際にどのようなキーワードで検索しているのかを把握し、それに基づいてコンテンツの最適化や、新しいコンテンツの作成も可能となります。

1-5.競合サイト分析ツール


競合分析を行うことは、自社のWebサイトを他社サイトよりも検索上位に持ってくるために重要な要素です。競合サイト分析ツールを使用することで、市場トレンドや競合の強み・弱みを詳細に調査でき、自社のWebサイトがどのように競合と差別化すべきか、またどのようなポイントを押さえてWebページの制作戦略を取るべきかを明確にするのに役立ちます。

上記4カテゴリーに分けて、以下に32個のSEOツールをご紹介します。有料のツールに加えて無料で利用できるツールもあるので、ぜひご自身のサービスに合ったSEOツールを見つけてください。

2.検索順位チェックツール


検索順位チェックツールは、それぞれ異なる特徴や機能を持ち、ユーザーのニーズやスキルレベルに応じて最適なものを選択できます。

初めてSEOに関わる方や小規模なWebサイトでは、無料で手軽に利用できる「Google Search Console」や「検索順位チェッカー」が適しています。一方で、中〜上級者や大規模なWebサイトのSEO担当者には、多機能で詳細な分析が行える「SEOTOOL」や「BULL」、「SGMO順位チェッカー」などが向いています。特に「SGMO順位チェッカー」は、高度なAI機能を活用してより精緻なSEO戦略のサポートを行ってくれます。

2-1.Google Search Console(サーチコンソール)

https://search.google.com/search-console/

・料金:無料
・おすすめする人:すべてのWeb担当者

Google Search Consoleは、無料で利用できるGoogle公式の検索順位チェックツールです。サイトオーナーやSEO担当者は、Google Search Consoleを使って、WebページがどのキーワードでGoogle検索に表示されたか、その際の表示順位、クリック数などのデータを分析できます。
また、新規に作成したページのURL登録やモバイル適応性のチェック、Google検索でのインデックス登録の確認も手軽に行うことができます。Google公式ツールという点で、信頼性が高く、初心者でも情報収集が容易です。Webサイトの運営やSEO対策に関わるすべての人にとって、このツールは欠かせない存在と言えます。
ただし、自サイトのデータしか確認できないことや、データの保存期間が短いこと(過去16カ月)、当然ながらGoogle以外の検索エンジンのデータは取得できないといった制限もあります。
しかし、初心者から上級者まで、SEOやWebサイト運営に関わるすべての方にとって、Google Search Consoleは必須と言っていいものです。
SEO対策において、まずは、Google Search Consoleを使うところから始めてください。ここ数年でWebサイトのエクスペリエンスに関する機能も強化され、サイト改善にも活かすことができます。

2-2.ohotuku.jp

https://ohotuku.jp/

・料金:無料
・おすすめする人:SEO初心者から上級者、特に複数キーワードの深い順位分析や内部SEO対策を行いたいWeb担当者。

ohotuku.jpは、株式会社ディーボが提供するツールで、無料で利用できます。キーワード出現率のチェックから関連語の把握、さらにはWebサイトの内部分析まで一手に対応する強力なパートナーとなってくれます。最大3つのキーワードについて、Google検索の順位(最大100位)とYahoo!検索の順位(最大10位)をチェックできます。さらに、サイト順位やリンクの内部調査に関するアドバイスを無料で受け取れるサービスも提供しています。SEO初心者から上級者まで幅広く利用できるツールで、特に、複数のキーワードに関する深い順位分析や内部SEO対策を行いたいWeb担当者やマーケターにおすすめです。

2-3.検索順位チェッカー

https://checker.search-rank-check.com/

・料金:無料
・おすすめする人:初心者や簡単に検索順位を確認したい方。

検索順位チェッカーは、誰でも手軽に利用できる無料のSEOツールです。登録や料金が不要で、最大5キーワードまでの検索順位を一度に確認できるのが大きな特徴で、PCとモバイルの順位も取得可能です。順位取得はGoogle、Yahoo!、Bingを対象としていますが、取得に失敗することもあるのでその場合には再チェックをしましょう。初心者やコストを抑えたい方、手軽に検索順位を確認したい方におすすめです。

2-4.SEOチェキ!

https://seocheki.net/

・料金:無料
・おすすめする人:競合サイトのSEO対策を把握したい方や簡単に自サイトのSEO状況を知りたい方。

SEOチェキ!は、誰でも簡単に使えるシンプルな設計のSEOツールです。URLを入力してチェックをクリックするだけで、多岐にわたるSEO情報を得ることができます。titleタグやmetaタグ、内外部リンク、ソーシャル情報などの基本的な項目から、特定キーワードの検索順位やWhois情報まで確認できます。競合サイトのSEO対策を把握したい方や、簡単に自サイトのSEO状況を知りたい方に最適です。利用には、一つのIPアドレスあたり200回/日の制限がありますので、多数のページをチェックする際などは注意してください。

2-5.Rank Tracker

https://www.link-assistant.com/ja/

・料金:無料版あり。有料プラン18,999円(税込)/年〜。料金は年間払いのみ。
・おすすめする人:より高度なSEO対策を検討している企業向け。

Link-Assistantが提供するRank Trackerは、世界的に人気のあるSEOチェックツールとして知られています。Google、Bing、 Yahoo!ともに100位まで検索可能。プロジェクトに応じて競合サイトを5サイトまで登録し、競合他社のコンテンツの順位変動を追跡することもできます。しかし、初心者にはやや使いこなすのが難しい面も。狙ったキーワードの検索順位チェックと、それを基にしたSEO対策が特に重要なWebサイトやビジネス、競合他社との順位差を把握してマーケティング戦略を練りたい企業におすすめのツールと言えます。サポートは英語のみなのが難点。有料版も多機能でコストパフォーマンスに優れているのでプロフェッショナル版の利用もおすすめです。Rank Trackerはダウンロードして利用するツールですが、Macでも利用可能となっています。

2-6.SEOツールラボ「GRC」

https://seopro.jp/grc/

・料金:無料版あり。有料プランはベーシックで4,950円/年〜。
・おすすめする人:SEOを真剣に考えている方、競合分析を深く行いたい方。

2004年に公開され、多くの利用者がいるGRC。無料版では3つのURL、10件の項目、2件の上位追跡項目を利用できます。ベーシック〜アルティメットに区分された有料プランでは、プランに応じて順位チェック対象の登録URL数や追加機能が利用可能になります。GRCの特徴は、検索キーワードの順位を自動チェックすること。競合サイトの追跡もできるので、SEOの戦略を練るのに役立ちます。日々のデータ管理もしやすく、大量のデータも柔軟に扱えます。ただし、インストール型のWindows専用ですので、Macでの利用は注意してください。SEOを真剣に考えている方、競合分析を深く行いたい方におすすめです。企業によっては、通信量やセキュリティの問題で導入できない場合があるのでシステム管理者へ相談の上、利用されることを推奨します。

2-7.BULL

https://bullseo.jp/

・料金:年間13,800円(30キーワード)〜年間184,800円(500キーワード)
・おすすめする人:SEO対策をしている個人や企業。

BULLは、ohotuku.jpと同じ会社が提供するWebサイトの検索順位を簡単に確認できるクラウド型ツールです。特長として、実際の当日の検索順位を取得しており、その日の朝9時には順位が確認できる点が挙げられます。契約期間は1年単位で、料金プランはキーワード数によって異なります。例えば、BULL30は年間13,800円で30キーワード、BULL500では年間184,800円で500キーワードをチェックできます。また、検索エンジンは検索する場所によって順位が異なる場合がありますが、BULLでは指定した県庁所在地や政令指定都市での検索順位を取得でき、リアル店舗でのSEO対策にもおすすめです。

2-8.GMO順位チェッカー

https://rank-checker.com/

・料金:月額485円(100キーワード、5URL)〜。無料版あり。
・おすすめする人:ITやマーケティング関連の業界でSEOを本格的に取り組みたいプロフェッショナル。

GMO順位チェッカーは、GMOソリューションパートナーが提供するクラウド型の高機能なSEOツールです。日々の順位の変動を自動で取得し、スマホやタブレットでもアクセス可能。GMO順位チェッカーの特に優れた点は、AIキーワードアドバイザーや順位変動アラートなどの高度な機能が充実していることです。価格は登録するキーワード数やURL数により異なり、100キーワード、5URLで月額485円と手頃です。また、10キーワード、1URLの無料プランもあります。ITやマーケティング関連の業界でSEOを本格的に取り組みたいプロフェッショナル向けのツールとなります。

SEOタイムズもあわせてチェックしてみてください。

GMO順位チェッカーと合わせて活用!SEOタイムズ

3.コンテンツ分析ツール


Webサイトのコンテンツを分析するツールには、無料で手軽にWebサイトの質を評価できる「Light House」、検索結果の見え方を最適化する「Google SERP Snippet Optimization Tool」、本格的なSEO対策を行いたい企業向けの「TACT SEO」や「SEOマスターProfessional」、記事作成や競合分析に特化した「tami-co」など、幅広いツールが揃っています。

3-1.Lighthouse

・料金:無料
・おすすめする人:Webサイトの質を向上させたい方や、現状を把握したい方。Web運営者やデザイナー、開発者に特に適しています。

Lighthouseは、Googleが提供する無料のGoogle Chrome拡張機能です。WebサイトをPerformance・Accessibility・Best Practices・SEO・PWAの5つのカテゴリーで診断します。特にWebサイトの品質を向上させたい方や、サイトの現状を把握したい方にぴったり。表示速度やアクセシビリティ、SEOの観点からサイトを評価します。細かいチェック項目も豊富なので、サイトのブラッシュアップに役立ちます。Google公式の評価が無料で得られるので、Web運営者だけではなく、デザイナーや開発者にもおすすめです。

3-2.Google SERP Snippet Optimization Tool

https://www.highervisibility.com/seo/tools/serp-snippet-optimizer/

・料金:無料
・おすすめする人:SEOやコンテンツ制作を行っている方。特に、検索結果の表示バランスの調整を望む方向け。

Google SERP Snippet Optimization Toolを使うと、検索結果に表示されるタイトルやディスクリプション、URLの見え方をシミュレーションできます。日本語には一部未対応ですが、全体のバランスを見て調整することで最適な表示を模索することができます。SEOやコンテンツ制作を行っている方に、特におすすめです。

3-3.TACT SEO

https://tact-seo.com/

・料金:有料(月額9万円〜、初期費用10万円〜)
・おすすめする人:内製でのSEO対策を本格的に開始したい企業や、競合分析を深掘りしたい方。

TACT SEOは、7,000社以上のSEOコンサル実績を持つウィルゲートが提供するコンテンツSEOの制作業務を軽減するためのツールです。自社と競合サイトのSEO状況を詳細に比較・分析し、改善ポイントを明らかにしてくれます。さらに、自社・競合の流入キーワードの差異を簡単に調査できるので大変便利です。料金は月額9万円から。初期費用は10万円から必要ですが、その価格に見合った機能とサポートが得られるでしょう。特に内製でのSEO対策を本格的に始めたい企業や、競合分析を深堀りしたい方にピッタリです。

3-4.seoマスターProfessional

https://detail-cc.com/seomaster/

・料金:有料(ライトモデル 月額37,800円・エンタープライズモデル月額54,000円)
・おすすめする人:本格的なSEO対策を望む企業や、大手企業。CMSを使用しているWebサイトの運営者は注意が必要。

seoマスターProfessionalは、本格的なSEO対策に取り組む企業向けの高機能ツールです。月額37,800円で、キーワード無制限や最新アルゴリズム同期などの豊富な機能を利用できます。特に、10万以上のサイトの傾向やGoogleアルゴリズムの解析データをもとにした高度なSEO対策が魅力です。しかしCMSを使用したウェブサイトで使用する場合は、ソース変更を細かに行うことが難しいため、注意が必要です。SEO専門家や大手企業に、特におすすめです。

3-5.tami-co

https://tami-co.biz-samurai.com/

・料金:有料(4段階料金プラン、最安ライトプラン月額43,780円、無料トライアル1週間)
・おすすめする人:SEO記事作成を内製したい企業や、効率的な競合分析を求める方

tami-coは、SEO対策に特化した高性能なツールです。特に、競合サイトとのキーワード分析やユーザーの検索ニーズの可視化など、SEO記事作成をサポートする機能が揃っています。記事タイトルや見出しの修正提案も手厚く、初心者でも上位表示される記事を目指すことができます。キーワード順位のチェックや変動の通知機能も魅力的。社員だけでなく、外部のライターなどとも共有しやすいのが特長です。料金は4段階から選べ、最安のライトプランは月額43,780円。無料トライアルも1週間利用できるので、気軽に始められます。SEO記事作成を内製したい企業や、効率的な競合分析を求める方におすすめです。

4. キーワード選定ツール


適切なキーワードの選定は、Webサイトのトラフィックを増やし、より多くの潜在顧客を引き寄せるために不可欠です。初心者や小規模ビジネスには「aramakijake」や「Googleトレンド」がおすすめ。一方、中規模以上のビジネスや専門家向けには「Ubersuggest」や「キーワードファインダー」が高機能で適しているでしょう。

4-1.aramakijake

https://aramakijake.jp/

・料金: 無料
・おすすめする人: SEO初心者やコンテンツのネタ探しをする方

aramakijakeは、GoogleとYahoo! での検索ボリュームを調べることができるツールです。使い方はシンプルで、初心者の方でもすぐに使いこなせるのが魅力です。キーワードごとの1〜50位の月間検索の推定値や関連語など、豊富な情報が得られます。ただし、1度に複数のキーワードを調べることはできません。SEOの初歩的な調査やブログの記事ネタ探しにおすすめです。

4-2.Googleトレンド

https://trends.google.co.jp/trends/

・料金: 無料
・おすすめする人: マーケティング担当者やブログ記事作成者

Googleの検索キーワードの流行をチェックできるツールです。折れ線グラフでの視覚的な表示が分かりやすく、季節のトレンドや急上昇ワードなど、様々な情報が手に入ります。マーケティングやブログ作成時に、どのキーワードが注目されているかを知るのに非常に便利です。

4-3.Whatsmyserp

・料金: 無料
・おすすめする人: 地域情報を重視したい方や簡易的なキーワード調査を行いたい方

Whatsmyserpは、Google Chromeの拡張機能として利用できる無料ツールです。検索結果画面(SERP)で直接、キーワードの情報が確認できるのが大きな特徴です。また、ローカルSEOにも対応しているため、地域情報を重視したい方におすすめです。

4-4.Google Keyword Planner

・料金: 無料(具体的な数値は広告出稿者のみ利用可能)
・おすすめする人: SEO対策を行う方やGoogle広告を出稿する企業

Google Keyword Plannerは、Google広告の一機能として提供されています。キーワードの検索ボリュームや競合性を調査できますが、具体的な数値は広告出稿者のみが利用可能です。SEOや広告戦略の策定におすすめのツールです。

4-5.ラッコキーワード

https://related-keywords.com/

・料金: 無料プランあり(制限付き)。有料プランも選択可能。
・おすすめする人: SEO初心者やブログ運営者

ラッコキーワードは国産のサジェストキーワード取得ツールで、Googleのサジェストだけでなく、Q&Aサイトの質問も一覧表示してくれます。さらに、五十音順やアルファベット順にサジェストキーワードを整理して表示します。無料プランでは、キーワード調査が50回/日、見出し抽出や共起語取得が15回/日という制限があります。有料プランでは、さらに4つの高度な機能が利用できます。SEO初心者やブログ運営者にとって、このツールは非常に使い勝手が良いと評価されています。無料で始めて、後から有料プランに移行するのも一つの方法です。

4-6.Ubersuggest

https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

・料金: 無料プラン(1日3回まで検索可能)。有料プランもあり。
・おすすめする人: 中小企業、ブログ運営者、SEOに興味を持つ方

Ubersuggestは、SEO対策ツールとしての低コストでの利用が魅力です。無料であれば、1日に3回まで検索可能。有料プランではさらに多くの検索が行えます。主な機能としては、キーワードの検索ボリュームやSEOの競合度などを数値で表示します。料金はパーソナルプランからエンタープライズプランまで幅広く、それぞれ7日間の無料お試し期間もあります。低コストで高機能なこのツールは、中小企業やブログ運営者、そしてSEOに興味を持つすべての人におすすめです。

4-7.キーワードファインダー

https://keywordfinder.jp/

・料金: 月額50,000円(税抜)から
・おすすめする人: 本格的なキーワード分析を行いたい方

キーワードファインダーは、月額50,000円から利用できる高機能なツールです。マインドマップ表示や自動でのキーワード提示、競合分析など、多岐にわたる機能が魅力です。1週間の無料体験もありますので、本格的なキーワード分析を行いたい方には試す価値のあるツールです。

5.競合サイト分析ツール


競合サイトの深い分析が主目的であれば「SimilarWeb」が広く知られています。この他にも、初めてのSEO対策を行いたい場合は「Gyro-n」、高度な分析を求める企業は「Dockpit」、総合的なSEO分析を望む方は「SE Ranking」を検討すると良いでしょう。

5-1.SimilarWeb

https://www.similarweb.com/ja/

・料金:無料版ー約1か月分のデータと上位5位までの情報、有料のプロ版ー最大37カ月分のデータ、無制限のデータ取得など多岐の追加機能(※具体的な料金は資料請求にて)
・おすすめする人:競合サイトの深い分析を希望する企業、マーケティング支援を求める企業

SimilarWebは、Webサイトの分析に特化したイスラエル製のSEOツールです。このツールの最大の特徴は、自社サイトではなく、競合サイトの分析ができる点です。日本語には対応していませんが、解説サイトがあるので安心して使用できます。無料版は約1か月分のデータと上位5位までの情報を確認できます。一方、有料のプロ版では最大37カ月分のデータや無制限のデータ取得、モバイルトラフィックや人気ページの分析など、さまざまな追加機能が利用できます。法人向けプランの料金は問い合わせをする必要があります。競合サイトの深い分析を行いたい方や、マーケティングの手助けが欲しい企業におすすめです。

5-2.Gyro-n SEO

https://www.gyro-n.com/seo/

・料金:スターター〜プレミアムの4プラン。スタータープランは3ヶ月無料。
・おすすめする人:SEO初心者、効果的なSEO対策を探求する企業

さまざまなデジタルマーケティング支援ツールを展開するGyro-n。その中のGyro-n SEOは、クラウド型の高機能SEOツールとして知られています。気になるキーワードを登録するだけで、自動的にそのキーワードの検索順位を毎日チェックできるのが特徴です。自社サイトと競合サイトの検索順位の変動を比較分析する機能や、内部対策状況の調査、ページ分析機能など、SEO対策に必要な機能が充実しています。料金はスターター〜プレミアムの4プラン。初期費用がかからない点や、スタータープランでの3ヶ月無料お試しが提供される点は、初めての方や少し試してみたい方におすすめです。登録とログインは必要ですが、手軽に始められるので、SEO対策を始めたい方や効果的な対策を探している企業にぜひお試しいただきたいツールです。

5-3.Dockpit

https://www.valuesccg.com/dockpit/

・料金:料金プランは要問い合わせ、無料トライアルあり
・おすすめする人:高度な分析を必要とする企業、初心者やコストを重視する企業には向かない

ヴァリューズの提供するDockpitは、競合サイトの詳細な分析が可能なツールです。その高い分析力で、未発見だった問題点を特定し、売上向上に寄与します。また、競合調査に加え、国内最大規模250万人の行動データなどの独自データをもとに世の中のニーズやヒットの兆しを捉えることができるなど、業界トレンドや消費者ニーズの分析も強みとなっています。しかし、導入コストがかかること、操作には一定のスキルが必要とされることがデメリットとして挙げられます。高度な分析を求める企業や、業界や消費者のトレンド分析を行う企業に向いていますが、初心者やコストを抑えたい企業には向いていません。

5-4.SE Ranking

https://seranking.com/jp/

・料金:3つの料金プラン、2週間の無料トライアル
・おすすめする人:総合的なSEO分析を希望する方

SE Rankingを利用すれば、自社サイトや競合サイトのSEO分析を一元的に行えます。特に、競合とのキーワードの違いや流入数などを一覧で確認できる点が特徴です。また、コンテンツ制作支援機能も充実しており、効果的なSEOコンテンツ制作が期待できます。さらにYahoo!やGoogleに加えてYouTubeやロシアの検索エンジンYandexの検索順位も確認可能です。料金は3つのプランが提供されており、初めは2週間の無料トライアルからスタートできます。SEOの総合的な分析におすすめのツールです。

6.複数機能を持つツール

初心者や小規模なWebサイトの運営者は、「SEOquake」や「Moz」のような無料または低コストのオプションを利用して基本的なSEO分析を行うことができます。これらのツールはユーザーフレンドリーで、必要な情報を手軽に確認できるようになっています。

中規模から大規模な企業や、より詳細な競合分析とSEO強化を求める場合は、「Semrush」や「Ahrefs」のような高度なツールが適しています。これらのサービスは、豊富な機能と詳細なデータを提供し、マーケティング戦略を検討するのに役立ちます。

「パスカル」や「ミエルカSEO」のような特定のニーズに特化したツールもあります。これらのツールは、特定の課題に対してカスタマイズされた機能を提供し、効率的なSEO分析と戦略立案をサポートします。

6-1.SEOquake

・料金:無料
・おすすめする人:初心者や、自社サイトや競合の簡単な分析を行いたい方
・主な機能:競合サイトのページ情報確認、SEO監査、内外リンクの確認、キーワード密度のチェック、Alexaランク、被リンク数、Google検索順位の表示

SEOquakeは、SEO対策をサポートするChrome拡張機能です。SEOquakeを使えば、簡単に競合サイトのページ情報やSEO監査、内外リンク、キーワードの密度をチェックできます。Google Chromeの他にFirefoxでも利用可能で、被リンク数やGoogle検索順位、Alexaランクなど、多岐にわたる情報が瞬時に確認できるのが魅力です。初心者でも手軽に使えるので、自社サイトのチェックや競合分析を行いたい方にオススメです。

6-2.Moz・Moz Pro

https://moz.com/

・料金:無料版有り。Moz Pro スタンダードプラン$99/月
・おすすめする人:SEO初心者や中小企業。本格的な分析が必要な場合は、Moz Proが適しています。
・主な機能:DA(Domain Authority)と PA(Page Authority)のチェック、リンクトラッキング、キーワード検索順位のトラッキング、サイトのクロールエラーレポート、ページの最適化の提案

Mozは、SEO調査の際に非常に役立つツールです。特に、Googleのページランクが非公表になってからは、MozのDAやPAといった指標が多くのユーザーに評価されるようになりました。無料のアカウントでは調査回数に制限がありますが、さらに高度な調査機能が必要な方にはMoz Proをおすすめします。価格は、スタンダードプランが月$99。スタンダードプランでは、1ユーザーが週に10万ページをクロール可能で、SEO初心者や中小企業には十分な量です。しかし、競合リサーチやキーワード検索の制限があるため、多くの調査が必要な方はより上位のプランを選ぶことをおすすめします。

6-3.semrush

https://semrush.jp/

・料金:$129.95/月から。2週間の無料トライアル。
・おすすめする人:競合分析やSEOを強化したい企業やプロフェッショナル
・主な機能:競合サイトのキーワードとドメインの比較、キーワード検索ボリュームと競争度の調査、広告戦略の分析、バックリンクの分析、サイトの技術的SEO監査

semrushは競合調査を中心にしたWeb分析ツールで、SEOや広告戦略などの分野で非常に便利です。特に、自社サイトと競合サイトのキーワードやドメイン比較など、競合調査に役立つ機能が充実しています。海外サービスですが、日本語版も提供されています。しかし一部機能は日本語未対応のため、英語に不安がある方は注意が必要です。プランは3つあり、月額$129.95から利用できます。このツールのおすすめポイントは、直感的な画面遷移で使いやすいこと。特に、Guruプランは過去データの利用が可能になるなど機能が充実していながらも月額$249.95とリーズナブルなので、多くのユーザーに選ばれており、競合分析やSEOを強化したい企業やプロフェッショナルにおすすめのツールです。

6-4.パスカル

https://www.pascaljp.com/

・料金:ライト49,500円、プロ66,000円、アナリスト88,000円(税込)
・おすすめする人:SEO初心者や効率的な分析を求める方
・主な機能:競合サイトとの比較機能、視覚的なドット表示による分析結果、レポート出力機能

パスカルは、SEO対策やマーケティングに特化した便利なツールです。50項目ほどの分析で、競合サイトとの比較が簡単にできます。分析結果がドットで視覚的に表示され、初心者でも簡単に把握可能です。また、レポート出力機能もついているため、顧客やチームへの共有もスムーズです。料金は、ライトが月額49,500円、プロが月額66,000円、アナリストが月額88,000円(それぞれ税込)と3つのプランがあります。4日間の無料トライアルもあるので、気軽に試しやすいのも嬉しい点です。特に、SEO対策に初めて取り組む方や、効率的な分析を求める方におすすめです。

6-5.keywordmap

https://keywordmap.jp/

・料金:要問い合わせ。無料トライアル利用可能。
・おすすめする人:キーワード分析や競合調査を効率的に行いたい方
・主な機能:キーワード調査、競合サイトのキーワード分析、マップ形式でのデータ表示

株式会社CINCの提供するkeywordmapは、Webマーケティングのサポートをするツールです。特にキーワード調査や競合サイトの分析が得意です。keywordmapの強みは、大量のデータを短時間で分析できる点。短い時間で的確なキーワード設計や競合調査が行えます。また、視覚的にわかりやすいマップ形式での表示も魅力です。料金は問い合わせが必要ですが、無料トライアルも利用可能。特に、キーワード分析や競合調査を効率的に行いたい方におすすめです。

6-6.Ahrefs

https://ahrefs.jp/

・料金:ライト〜エンタープライズの4プラン。7日間の無料トライアル利用可能
・おすすめする人:被リンク分析や競合調査を本格的に行いたい方
・主な機能:被リンクの分析、キーワード検索ボリュームと難易度の調査、SERPのランキング変動のトラッキング、内容のギャップ分析、サイトのクロールと健全性の監査

シンガポールに拠点を置くAhrefsは、世界的に有名なSEO診断ツールです。特に、被リンクの分析が得意です。検索ボリュームやキーワード難易度の調査、SERPのランキング変動など、詳細な分析が可能です。また、視覚的に分かりやすいインターフェースも魅力。26.9兆ものリンクデータを保有しているので、非常に高精度な分析が期待できます。Ahrefsのトライアル、デモはありませんが、無料で登録利用できるAhrefsウェブマスターツール(略称:AWT)が用意されているため、AWTを試してから検討することもおすすめです。料金プランはいくつかあるので、利用シーンやニーズに合わせて選べます。特に、被リンク分析や競合調査を本格的に行いたい方におすすめです。

6-7.SEARCH WRITE

https://searchwrite.jp/

・料金:88,000円/月(税込)。サンプルデータによる無料デモ利用可能。
・おすすめする人:SEOの経験が少ない方やコンテンツ制作に自信がない方
・主な機能:対策キーワードの提案、ページの見出し設計サポート、コンテンツ制作のサポート、SEOのノウハウとツール活用のサポート

PLAN-Bの提供するSEARCH WRITEは、SEOの効果的な施策から、コンテンツ制作、成果の検証まで一貫してサポートする便利なツールです。特に、SEOの経験が少ない方や、効果的なコンテンツ制作に自信がない方におすすめです。ツールは対策キーワードの提案からページの見出し設計まで行ってくれ、コンテンツ制作のサポートも万全。また、多機能ながらも使いやすいUIが魅力で、初心者でも安心して利用できます。導入後には、SEOのノウハウからツールの活用方法まで、無料でサポートを受けられるのも大きな特長です。月額の料金は88,000円(税込)となっております。

6-8.ミエルカSEO

https://mieru-ca.com/

・料金:企業規模や課題感に応じた価格。詳細は要お見積り。
・おすすめする人:コンテンツ制作の課題を持つ大手企業やメディア、教育機関など
・主な機能:AIを用いた検索ユーザーの意図分析、競合サイトとの順位確認、キーワードの予測機能、SEO対策のための情報提供、詳細なレポートと分析サポート

Faber Companyが提供するミエルカSEOは、大手企業やメディア、教育機関など、1,500社以上が利用するSEOツールです。特に、コンテンツ制作の課題を持つ企業におすすめ。このツールの特長は、検索ユーザーの意図をAIが分析してくれる点にあります。競合サイトとの順位やキーワードの予測など、SEO対策に必要な情報を的確に把握できます。サポート体制も充実しており、社内でWeb運営を検討している企業に特にピッタリ。企業規模や課題感に応じた価格でサービスを提供しているので、気になる場合は資料請求をしてみることをおすすめします。

まとめ

今回は32個のSEOツールを機能別に4カテゴリーに分けてご紹介しました。これらを使い分けることで、WebサイトのSEO対策をする上での様々な課題を克服でき、結果的に事業の成功にも繋がるでしょう。しかし、制作時に一度だけツールを使用すれば成果が出るというわけではありません。定期的に戦略を更新し調整することが大切です。作成したWebページも、日々最新の情報を取り入れて改善していく必要があります。そして、Webページの制作において何よりも大切なことは、常にユーザーのニーズを忘れないことです。Webページの訪問者にとって真の価値を提供する姿勢を持ち続けることが、SEO対策の成功への近道となります。以上のことを踏まえながら、この記事を通してご自身にとって使いやすいSEOツールを見つけていただき、貴社のWebサイト運営の一助となれば幸いです。

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